2011年12月16日金曜日

干し芋が出来るまで


帰ってきた次男坊です。

そういえば、干し芋を作りの作業風景の写真が少ないなぁーってことで、写真を沢山撮ってみました。

 竃(かまど)に羽釜をかけて、その上に蒸篭(せいろ)をセットして、サツマイモを蒸します。

サツマイモの量にもよるけれど、1〜2時間が良いみたい。
2h以上蒸すなら途中で羽釜に水を足さないと空焚きになっちゃうかも。








蒸しあがったサツマイモは熱々のうちに皮を剥きます。
どういうわけか、作業はカニ食べてるかのように黙ったまま黙々と。(笑)







皮を剥いたサツマイモは自作の芋付き器でスライスします。スライスの仕組みはゆでたまごスライサーと同じ。ピアノ線で切ります。何十本ものサツマイモをスライスしているとピアノ線が少しずつ緩んできますが、ボルトを増し締めすればピンと張った状態に戻せるってわけです。
スライスしたサツマイモは網の上に並べて天日干しします。
天候によって乾き方が違うようです。

形が悪いのも、小さいのも無駄なく干しています。
作業の合間のお茶うけも必要ですから。(笑)

こんなかんじで干し芋が完成します。
素材そのものの素朴な風味の干し芋をどうぞ召し上がれ。

2011年12月11日日曜日

風邪をひくと欲しくなるもの

帰ってきた次男坊です。

風邪で3日ほど寝込んでしまいました。
鼻水・鼻づまりで微熱が続く... まるでボディブローのようにじわじわとしたダメージ。
昨日からボチボチと仕事に戻りましたが未だに完治に至っていません。

年末のこの時期になると一年間の感謝を込めて、畑をいつもよりもキレイに耕しておこうと思うんだけど、次男坊のトラクターはキャビンとか付いてない小さなトラクターです。
道具として必要な機能「だけ」がついています。余計なものはありません。

これはとても重要なポイント。
とにかく壊れない。(言い換えなら壊れる箇所自体少ないとも言えますね)
普段はこれで充分だと思っています。

だけど〜 だけど〜♪


トラクターって寒いんですよ。
考えてみりゃオープンカーですから〜。暖房、ありませんから〜。(笑)

この時期(特に風邪をひいてる時)はキャビンの付いた暖かいトラクターが羨ましい...

2011年12月6日火曜日

干し芋をつくる。

帰ってきた次男坊です。

昨日から干し芋づくりが本格的にスタート。
今日も朝から干し芋づくりです。


セイロをセットして1時間ほどで芋が蒸しあがります。
待っている間に次のお芋の準備。芋を洗ったりセイロに入れるサイズを揃えたり。
熱いうちに皮を剥き、芋付き器でスライスしたら金網で作った干し台に並べていきます。
作業としてはとってもシンプルなんだけど、慣れるまではペース配分に苦労しそうです。(笑)

2011年12月4日日曜日

オレンジと白

帰ってきた次男坊です。

オレンジ色のカリフラワーを収穫していたら、1つだけ白いカリフラワーも収穫できたので色の比較です。


夕日に照らされてはいますが、白いカリフラワーとの色の違いがはっきりわかると思います。オレンジ色のカリフラワーは明日の直売所に並びますよ〜。

2011年11月30日水曜日

成長は揃わないものですね


帰ってきた次男坊です。

露地畑で栽培しているカリフラワーやらキャベツやら白菜やら。
定植前の大雨で畑が水浸しになっていたのも原因の一つなのでしょう、どうも成長が遅いような気がします。

いつも作る白いカリフラワーは「美星」というコンパクトな手のひらサイズが適期のおいしい品種です。
色つきのカリフラワーは「オレンジ美星」という新商品を作って見ました。
で、出来上がったのがこの子。

写真だとわかりにくいかもしれませんが、キレイなオレンジ色をしています。
美星の特徴とも言えるギュッと詰まった花蕾が一段と発色よく見せているのかもしれません。

白いカリフラワーと違い、お日様に当たることでより濃い色に発色するのだそうです。
カリフラワーは軟白の手間が必須ですから、この作業をしなくて良いのはちょっと楽かもしれません。

意外だったのが、思ってたよりも成長が早かったこと。白い美星よりも5〜7日早生だということなんだけど、白い美星はちっとも大きくなっていないような気がするんですよね。

さっとゆがいてサラダにしてみたところ、食欲をそそるキレイな色なのもgoodです。


近いうちに直売所に持って行きますね!!

2011年11月28日月曜日

干し芋づくりの準備 2

帰ってきた次男坊です。

昨日に引き続き、干し芋づくりの準備です。
今日は木工作業ね。(笑)


実家の納屋の奥に眠っていた角セイロ4段を加工して使いたいと思います。
このセイロの内径は1尺3寸ぐらい。
縦横の大きさは初めてにしては十分かなと思うですが、深さが足りない。
饅頭作ったりするには問題ない深さでも、サツマイモをまるごと入れるには浅すぎ。
古いセイロだし使う予定もないというので、2段で1つになるように釘を打たせてもらいました。
さらに、せいろの蓋と羽窯の上に載せる台すがなかったので作成。
(台す中央の蒸気穴は家を建てている棟梁のところに行って開けてもらいました)

そうそう、木工加工なんて中学んときの技術の時間以来ですから出来栄えには目をつぶる優しさが欲しいです。(笑)

完成後、ゴボウの洗い場にある大きな水槽で水にくぐらせておくことにしました。

2011年11月27日日曜日

干し芋づくりの準備

帰ってきた次男坊です。

干し芋を干す棚を作りました。




もう少し幅の広い金網にしたかったのですが、910mm以上のものは取り寄せになっちゃうってことだったのでこれで良しとします。とりあえず10m×2つの棚が完成。ハウスの奥行きはまだ余っているので、倍近くに伸ばせます。

明日は角セイロの改造に取り掛かります。(^ ^)

2011年11月25日金曜日

干し芋作りを始めたいと思います


帰ってきた次男坊です。

霜が降りるくらいに寒くなって来ました。

今年はこの寒さを待っていたんですよ〜。
というのも、干し芋作りに挑戦したいと思っているから。

叔母さんちの近所のお母ちゃんが長年干し芋を作っているというので、作業場を見学させてもらい、どんなスペースと道具が必要なのかをじっくり偵察。(笑)


初挑戦の次男坊はこのお母ちゃんのように上手に&ビッグスケールでは出来そうもありませんが。
でもまぁ、挑戦しないことには始まらないですからね。

2011年11月7日月曜日

ごろごろ サトイモ ごろごろ

帰ってきた次男坊です。

1株だけでも小芋・孫芋・ひ孫芋...と相当な数が収穫出来ちゃうサトイモ。
産地である鹿沼市民は他の地域と比べたら大量に消費しているのかもしれませんが、それにしたって毎日(毎食)サトイモを食べてる人ってどれくらいいるのかな?(次男坊は食べてます!!)

まぁ、直売所だけでは収穫したサトイモがさばききれるわけもないので農協に出荷しています。
掘り起こした株は畑でパキパキと芋を分割して、白い根っこ(ケバと呼ぶ)を機械に通してきれいな状態にして農協出荷します。



ごろごろしていてとても可愛らしい。
毎日お腹いっぱいのサトイモを食べてるのに、収穫している時でも「おいしそうだなぁ」って思っちゃうんですよ。



2011年10月29日土曜日

まずまずの出来でした

帰ってきた次男坊です。

追熟中のかぼちゃを1つ、割ってみました。


このホックリ感、なかなかいいんでない?

2011年10月26日水曜日

小カブが出来ました

帰ってきた次男坊です。

小カブの収穫が始まりました。
次男坊が栽培する小カブは生で食べるのが一番美味しいサラダカブです。


明日から直売所に並びます。是非ご賞味ください。m(__)m

2011年10月19日水曜日

日課はサトイモ掘り

 帰ってきた次男坊です。

鹿沼市はサトイモの産地でもあるため、あちこちの畑でサトイモ掘りが見られる季節になりました。
次男坊もサツマイモに続きカボチャの収穫が終わり、日課はサトイモ掘りにチェンジ。

サツマイモみたいに耕運機+プラウ(鋤)で一気に掘り上げてもいいんですが、掘りたて新鮮なサトイモをみなさんにお届けしたいので毎日ちょっとずつ手掘りしていこうかなぁと考えています。
それと日持ちも考えて泥つきで直売所に持っていくようにしています。

2011年10月18日火曜日

カボチャの収穫

帰ってきた次男坊です。

今年も200玉ほどのカボチャを収穫しました。
これから1ヶ月ほど貯蔵して追熟させてから直売所に並びますので、どうぞよろしくお願いします。


2011年10月16日日曜日

大きな大きなサツマイモ

帰ってきた次男坊です。

掘りあげたサツマイモはタマユタカという干し芋に適した加工用の品種です。


紅あずまなどの一般的なサツマイモと比べると甘みは少ないのですが、はたしてこれはデメリットなのか???

甘みが薄いってことは料理に入れても味付けを邪魔しないってことじゃないですか?
しっかりとした芋本来の味がするし、ホクホクとした粉質の食感は食材として十分に使えると思うんですけど...

2011年10月15日土曜日

加工用サツマイモの収穫

帰ってきた次男坊です。

今週は、基本的な仕事 = サツマイモ掘り。
3日間でほぼ全部を掘りあげたわけですが、中日に手伝いに来た親父の力があってこそだったのは間違いない。(笑)

実家のある下野市は鹿沼市ほどサツマイモの栽培面積があるわけでもなく、親父にしてみても初体験の収穫(量)となりました。
農業のベテランでも大変だって言うんだから、素人に毛が生えた程度の次男坊なんてそれはそれは...。


耕運機に取り付けたプラウ(鋤)を試行錯誤しながら位置調整してなんとか掘りあげましたよ、軽トラ山盛り2台分のサツマイモ。


サツマイモは寒さに弱いので、霜にあたると急速に痛んでしまいます。
だから、初霜が降りる前に掘ってしまえ!! ってことなんですが、宇都宮気象台では平年11月1日頃が初霜が観測されています。

ってことは... 1ヶ月の間にの〜んびり掘っておけばいいんじゃね?

とも考えたわけですが、試し掘りした何本かが驚くほど巨大になっていてこれ以上畑で大きく育てる理由もないということで一気にカタをつけさせていただきました。
ディーゼル耕運機+プラウ+馬鍬=筋肉痛 なのは当然の結果でもあります。(T_T)

2011年9月28日水曜日

来月になったら収穫します

帰ってきた次男坊です。

夏野菜が終了する一方で、収穫が始まる秋野菜もあるわけで。


手前に見えるのがサツマイモ、左手に見える背が高くて大きな葉っぱはサトイモです。
初挑戦なのにこんなに作っちゃってどうしましょう。
サツマイモのほうは来月中に収穫しちゃう予定ですが、サトイモはボチボチと様子を見ながら掘り上げていこうと思います。(すでに試し堀りしたのですが、めちゃウマでした)

2011年9月27日火曜日

帰ってきた次男坊です。

台風15号が去り、お彼岸も明けて朝晩の気温がググっと下がってきました。
それに伴って丸オクラの旬も終わってしまいました。
花もほとんど咲かないので収量も減ってきています。
あとちょっと収穫したら今年の丸オクラの栽培も終了となります。

今日は日差しが強かったけれど、もう冬野菜の栽培が本格的にスタートです。
思えば2011年もあと2ヶ月しかありません。
一年て本当にあっという間なんだよなぁ。
少しでも納得がいくようにあとちょっと頑張らないとネ。



2011年9月19日月曜日

雨は欲しいけど台風はいらない!!

帰ってきた次男坊です。

夕方、暗くなってから雨が降り始めました。
本当に久しぶりの雨です!!

畑の野菜たちが相当喉を乾かしているので、とてもありがたいのですが、この雨の後に控えている台風15号が21〜22日にかけて関東直撃のコースをとっています。

強風でバサバサと傷めつけられないように冬至カボチャの整枝と座布団敷きを済ませました。
今年のカボチャは葉っぱの大きさや色があまりよろしくありません。(前年比)
これも残暑の影響でしょうか...。

整枝と同時にカボチャの実に座布団を敷いたのですが、実は予想どおりの数が結実していますので、これからの成長に期待したいところ。ということもあって、雨は嬉しいのですけれど台風は欲しくありません。

奈良・和歌山の土砂ダムの決壊も心配ですし、東北に雨が降るのもやめていただきたい。
台風もそのあたりのことをよ〜く考えて進んで欲しいものです。

2011年9月9日金曜日

おいしいと評判の良いキャベツを定植しました

帰ってきた次男坊です。

昨日、やっとのことでキャベツを定植しました。
ホントは8月末ぐらいに定植しようと準備していたのですが、ゲリラ豪雨&台風&天候不順の連続でせっかく立てた畝は崩れちゃうし、表面の土はカチカチになっちゃうし....

ってなことで再びトラクターで耕うんし直して、畝立て直して、んで定植。
ゲリラ豪雨が最低でも2回あったから肥料もだいぶ流亡しちゃったかもしれませんが、足りない分は追肥で追っていこうと思っています。

でもって、今回定植したキャベツは2種類あって一方はこれまでにも栽培したことのある品種。
もう一つが初めて栽培する『とくみつ』という品種です。
カタログによると厳冬期には糖度が12度前後にも達するのだそうです。

順調に育てば年末あたりから収穫がはじまります。

2011年8月15日月曜日

猛暑とゲリラ豪雨で秋野菜が心配です。

帰ってきた次男坊です。

お天道様が休みなしで頑張ってます。ちょっと頑張りすぎだと思います。
小休止もたまには必要だと思いますけど、ゲリラ豪雨(雷雨)だけはご勘弁願いたい。
と、この記事を書いている時点でカミナリがなり始めたわけですが。
次男坊の思い届かず。(T_T)

雨が降らないと野菜は生育することができません。
また、人間が夏バテするように野菜も夏バテします。
猛暑が続くと根っこ自体の活動が急激に悪くなってしまいます。
その結果、栄養不足になってしまったりします。
生育ステージによってその野菜が必要とする栄養分も異なりますので、作物によっても大きさによっても結果は違ってくるので「こうなったらかこうだ」とは一概に言えないのも判断が難しいところです。

ではゲリラ豪雨のように雨が大量に降るとどうなるか。
この場合、土がカッチリと締め固められてしまいます。せっかく堆肥を入れたりトラクターで耕耘したりしてふわふわにした畑の土がカッチカチになってしまうわけです。
固まった土は酸素が激減してしまうので根っこ自体の活動が急激に悪くなってしまいます。
その結果、栄養不足になってしまったりします。

現象は違うのに同じ結果になってしまう… なんとも面白い。
農業ってこういうところが楽しいんだよなぁ…。
だけど、作付のタイミングとかを決めるのがとっても難しくて頭を悩ませることになるんですけどね。
秋野菜の準備をしたいけど、カラカラに畑が乾いちゃってても困るし、タネ蒔き直後にゲリラ豪雨に遇っちゃったらタネが呼吸できなくて死んでしまうこともあります。そうなったらもうお手上げ。
で、そんなことが続いちゃうと秋野菜が思った時期に収穫できないってことなっちゃいます。

さっき、ポツポツと雨が振って来ました。カミナリもだいぶ近づいてきたようです。
こりゃあ激しい雷雨確定のようです...。

2011年8月10日水曜日

これぞ、島オクラ!!!

帰ってきた次男坊です。

全国的に高温注意情報が出るほどに暑い日。
早朝から畑仕事をしてますが、10時半でも「限界点超えちゃったな」と思いましたね!
12時までは外で仕事してましたけど、軽い頭痛がするのは...熱中症の気があったということでしょうか。
みなさんも十分にお気をつけください。

この暑さをモノともせずに元気に成長し続けているのが、島オクラです。
今日は中1日の収穫だったので、とても大きく成長していました。
とても大きいんですが島オクラとしてはこれくらいがベストサイズかと思われます。
固くならないどころか、普通の5角形のオクラよりもむしろ柔らかいんです。


オクラのネバネバ成分であるムチンは胃の粘膜を保護して夏バテの胃をいたわってくれます。
さっと刻んで薬味として使うもよし、袋に貼付けているレシピを参考にメイン食材として食べるもよし。

この暑さが続くのは体力的には厳しいですが、しばらく収穫が続くという喜ばしいことでもあります。

2011年8月9日火曜日

冬至カボチャの定植

帰ってきた次男坊です。

暑い日がまた帰ってきましたネ。
夏の定番作付けのひとつである冬至カボチャの栽培が今年もスタートです。


敷きワラ代わりにハンマーモアで刈ったソルゴーを散らしています。
このおかげで重労働からひとつ解消されています。
カボチャ栽培で使うマルチは地温が上がり過ぎないように白黒マルチを使っています。
夏の日差しでは目を痛めてしまいそうで、このマルチを直視することができません。
なので、早朝から作業を開始しました。上の写真は作業終了近くの7:15頃の様子なのですが、すでに日差しがきつくなってきています。

2011年7月25日月曜日

初物!! 韓国カボチャを食す

帰ってきた次男坊です。

先日、叔母さんにいただいた韓国カボチャ。
次男坊も初めて見る野菜です。


ズッキーニのような形の若い果実を食べるカボチャだそうです。
包丁で切ってみると、思いのほかタネがたくさんありました。


薄切りにして豚肉と一緒に塩・コショウで炒めてみました。
実の大きさと比べても大きなタネですが、薄くて柔らかいので問題なく食べられちゃいます。


ズッキーニよりも癖がなく、あっさりとした味わいとシャキシャキとした食感。
アレンジでどんなふうにも調理できそうな食材だと思います。

2011年6月16日木曜日

帰ってきた次男坊です。

今年は初挑戦の野菜がたくさんあります。
サツマイモもそのひとつ。


この写真は1週間前、苗を植えた直後です。
今では活着してピンと上を向いています。

2011年6月9日木曜日

毎度毎度、大量収穫です

帰ってきた次男坊です。

今年はスティックセニョールの出来がとても良いです。
サカタの方から教えてもらった魔法の葉面散布が功を奏しているのかもしまれません。



グングン成長するには、ある程度の暖かさがないとなりませんが、ここ最近の最高気温は...ちょっと暑すぎ。
収穫の最中は熱中症に気をつけないとなりません。(-.-;)

2011年6月1日水曜日

大量豊作のズッキーニ(ハウス栽培)

帰ってきた次男坊です。

久しぶりのブログ投稿... 野良仕事以外でなにかとありまして。 (^^ゞ
それはさておき、次男坊の畑でいま最盛期を迎えている野菜のひとつがハウス栽培のズッキーニです。


現在、収穫が始まった株の数は40本くらいだと思います。毎日1株1本ペースで収穫中です。
グリーンのズッキーニは比較的大きくなっても種が出来にくいので(黄色のズッキーニと比較するとその傾向があるように感じますが、品種にもよるところも大きいかもしれません)次男坊は少し大きめになってから収穫しています。同じ値段なら、たくさん食べられるほうがお得だし。

ズッキーニもやっぱり夏野菜ですね、ここ数日の天候不良で収量がグググーッと減ってしまいました。
上の写真は5/25頃の収穫の様子ですが、今朝はこの1/3ぐらいし収穫できませんでした。
明日も雨の予報、その後も曇りマークが多いですが、最高気温は25℃超の日が続くらしい...
今はちょっと小休止ってところでしょうか。

2011年5月11日水曜日

発芽が始まったサトイモ

帰ってきた次男坊です。

今年初挑戦中のサトイモ。


黒マルチをグググッと持ち上げるくらいに。
窮屈そうにしていたのでマルチを破いて救出しました。
初めて外気に触れたサトイモの芽はとっても繊細。
これから太陽の光をいっぱい浴びて緑色の大きな葉っぱを広げてくれることでしょう。

2011年5月10日火曜日

田植え

帰ってきた次男坊です。

実家の田植えを手伝ってきました。




iPhoneで撮影した写真をミニチュア風に編集してみました。(アプリ:TiltShift Generator 使用)
とてもキュートな光景になっちゃいました。

2011年5月7日土曜日

茎ブロッコリーのお父さんとボクちゃん

帰ってきた次男坊です。

今年の主幹作物のひとつ、茎ブロッコリーの収穫が始まりました。


奥に見えるのが頂花雷。名前のとおり、てっぺんの蕾。
いわゆる茎ブロッコリーのお父さん。(と命名しました。(笑))
この蕾を収穫すること=芯を留める ことで、写真手前にある“ボクちゃん”がスーッと育ってきます。

茎ブロッコリーとしては“ボクちゃん”が本来の姿ではありますが、今はまだお父さんのほうが数が多いです。夜温がもう少し高くなってくると一気に伸び始めて収穫が間に合わない!!
...な〜んて嬉しい悲鳴を一日も早くあげたいものです。(笑)

2011年4月26日火曜日

芽吹いてきたっ!!

帰ってきた次男坊です。

露地畑に直播きしたエダマメが芽吹いてきました。


カラス避けのネットがあるから安心です。(たぶん)
1穴に1粒播き、2粒播きと粒数を変えてみました。
今後の成育にどんな違いが出るか...を追っていこうと思います。

2011年4月21日木曜日

マルチャー使えばこんなに早く仕事が出来るんだ...と改めて思った日

帰ってきた次男坊です。

普段は人タイプのマルチャーを使うか、マルチャーを使わずに管理機で畝立てしてマルチを張ったりしているのですが、ティラー牽引タイプのマルチャーを実家からタイミング良く借りることが出来たので肥料撒いたり耕耘したり、マルチングしたりと大忙しの一日でした。

ちょっとばかりスイートコーンを。

とりあえずキャベツをね。

スイートコーンは栽培予定になかったのですが、縁あってタネをわけていただいたもので。
ひねダネにしちゃうともったいないしね。
キャベツはちょっと遅出しを狙って栽培してみることにしました。

古いマルチャーなので、色々と親父流のカスタマイズがされています。
農業機械って、直し直し使い続けるものだから、多かれ少なかれそういった傾向にあるんでしょうけど。
どんなに古いものでも捨てられずに納屋がとんでもないことになっちゃうのは仕方ないのかもしれませんね。(笑)

2011年4月13日水曜日

サトイモの植え付け

帰ってきた次男坊です。

種芋の入手をうかうかしていた為、ちょっと慌てて準備をした初サトイモ栽培。
サトイモ栽培経験者の叔母と野良仕事スペシャリストの両親に助っ人を頼んでサトイモ畑が完成しました。




慣れないというか、初めての作業だらけだったので力の配分が分からないし、身体のあちこちが筋肉痛になってきて時間と共に思うように動けなくなる次男坊をよそ目にテキパキと動き続ける年配者たち。
昔の人って何であんなに元気が良いんだろう? ホントーに凄い。(笑)

2011年4月12日火曜日

明日は総力戦!!!

帰ってきた次男坊です。

北関東大震災から1ヶ月が経ちましたが、今だに日本は揺れ揺れに揺れています。
本当にだれか何とかしてください。お願いします!!! <(_ _)> <(_ _)> <(_ _)>。

さて。
ちょっとバタバタした日程ではありますが、明日は里芋の植え付け&マルチングという大仕事。
親族一同集まって一気に済ませちゃいたい。
と、思っております。

2011年4月9日土曜日

よぉーし、畑の準備をするぞぉ!!!

帰ってきた次男坊です。

福島第1原発事故に伴う放射性物質の県内水田土壌への影響調査の結果が昨日(3月8日)発表になりました。


放射性物質の県内水田土壌への影響を把握するため、県内14エリアについて調査を実施し、本日結果が出ました。また、原子力災害対策本部から、土壌中放射性セシウム濃度の上限値が示されました。県内の水田土壌中の放射性セシウム濃度は、全ての調査地点で上限値の5000Bq/kgを下回りました。このため、計画どおり水稲を作付けしても差し支えないことが確認されました。 なお、収穫時には、玄米の分析調査を実施し、安全性を確認していきます。

この5000Bq/kgという基準値がどうやって決められたかというと、過去のデータを元に水田土壌から玄米への放射性セシウムの移行指標を算出し、その指標を前提にして玄米中の放射性セシウム濃度が食品衛生法上の暫定規制値(500Bq/kg)以下となる土壌中放射性セシウムの濃度の上限値を決めたということだそうです。

気になるのは、(原発問題が起こる前の)通常時の値がどうだったのかというところ。500Bq/kg以下という基準値の元になったデータを持っている独立行政法人 農業環境技術研究所 のサイトを見てみました。初めて見るサイトですが、昔から放射性物質の土壌分析をしているですね。興味深い報告資料や論文がたくさんありそう。じっくり時間をかけて見ていきたいと思います。

通常時の値を知るきっかけになるかどうかわかりませんが、こんな記述があります。


土の中には、自然放射性物質以外に、人間が作り出した放射性物質も見つかります。過去に行われた大気中核実験で作り出され、世界中に広がった放射性セシウム (Cs-137) や放射性ストロンチウム (Sr-90) が、今でも全世界の表層土壌にあります。 濃度がもっとも高かった1960年代には、日本国内でも、土壌1キログラム当たり放射性セシウムが140ベクレル、放射性ストロンチウムが40ベクレル程度の場所があり、そこでとれた米や麦も私たちは食べていました。

上記の記述は、常陽新聞の一般読者向けの研究紹介記事「ふしぎを追ってー研究室の扉を開くー」に平成20年12月に掲載された記事の抜粋です。

ちなみに 2006年のデータだと12.4Bq/kg (水田作土のCs-137濃度)... なるほど。
で、それが今回の事故(初期対応の遅さからすると事件か?)でこう変化したわけですね。
ここで疑問。
下野新聞には最高値は那須塩原市の3130Bq/kg(中間値1826Bq/kg)となっているのに栃木県の公式サイトには中間値の値しか書いてない。どういうこと?
調べても分からない疑問は電話で聞いてみることにしました。

県では1枚の畑の5ヶ所からサンプリングをしたそうです。
5ヶ所それぞれの測定値には相当なばらつきがある。
これが下野新聞が載せた最高値と中間値の意味だそうです。

同じ畑でも場所によって1.7倍の差が生じる理由は、セシウムが畑の表面に多く集まっているために地理的要因で風が吹けば埃が舞って土が溜まりやすい場所もあるし、風で飛ばされちゃう場所もある。
ということだそうです。表面に藁があってもかまわずにそのまま採取しているとも言ってたので、そのへんも数値がばらつく要因であると思います。理由を聞けば「ふんふん、なるほど」ということでしたが、どっちかにキチッと決めたほうがよりベターなんだと思うんですよ。
だって、次男坊が電話しないで疑問に思ったままで「ひょっとして誰かがウソついてるんじゃないの?」とか言い出しちゃうとね、止まらなくなっちゃうわけですから。風評ってそういうことですから。
真摯にならなくちゃってのはそういうことですから。あとで個別に説明すれば済んでた事柄と全員に説明しなくちゃいけないことの割合が普段とは違ってきてるのかもしれないナ。

と、まぁ... 基準値や測定結果がどうであれ、田んぼも畑も準備しなくちゃならない季節なわけで。
次男坊の場合は畑だけですが、今年は里芋の準備を大急ぎでしなくちゃならなかったりするわけで。

2011年4月4日月曜日

真摯な姿勢が見えるかどうか その2

帰ってきた次男坊です。

昨日の続きです。

安心・安全が唯一の宣伝文句だった日本の野菜無くなってしまいました。
原発の爆発という直接的な影響で放射性物質が広範囲に拡散しました。
拡散した放射性物質は空気を汚し、作物に降り注いでたくさんの野菜を汚染しました。
そこで国は放射性物質の有無を検査することにしました。
暫定規制値を超えた野菜を出荷停止あるいは摂取制限としました。
当然、野菜を全部調べるわけにもいかないし、かといって数種類を調べただけで全ての野菜の安全性を担保することも出来ません。だから、事故現場に近い福島県全体に対して様子がわかるまで全ての農作業の延期を依頼しました。また、JAを始めとする各県の農政はいくつもの野菜の分析を依頼して地域の野菜の安全性を猛アピールしています。そのなかでも露地もの・ハウスもので数値が大きく変わることに着目し、ハウス栽培は安全だという論理を展開。(鹿沼の直売所においても「ハウスもの」と書いたポップが並ぶようになりました。)同時に暫定規制値が厳しすぎて農家が悲鳴をあげていると農政が訴え始めました。驚いたことに、国も基準が変えられないか検討するとか。(結局規制値は変わりませんでしたが)


もうね、ツッコミどころ満載で憂慮せずにはいられませ〜ん。

例えばね、残留農薬の分析で「野菜を水洗いしてから分析したので残留農薬はちょっとしか出ませんでしたよ、安心ですね。」って言われて消費者が納得するのかなぁ。野菜は食べる前に水洗いするのが普通だから、水洗いしてから放射性物質の量を測定することにしましたよーってのが国の見解です。

それと暫定規制値という「値」について。
そもそも原子力発電所から放射性物質が漏れ出すことはあり得ないというのが大前提で稼働しています。なので、放射能がこれくらいなら漏れてもOKだという基準を作れるはずはないんだと思うのです。
作業員の生死に関わる短時間の高濃度被曝ならともかく、今僕たちが受けているのは長期間の低濃度被曝ですからねぇ。各国・各団体によって考え方(裏付け)も違うし、基準値も違うのはそうした理由ではないかな。だから、今回国が定めた暫定規制値が正しい・間違っているってツッコミは正しくないと思います。

しかし、現実に規制値は必要なわけです。
だからそれなりの理由をつけて「暫定」の規制値を作ったわけですよね。
これに対して農政が「暫定規制値が厳しすぎる」とイチャモンつけてます。
とかく目先の行動をとろうとするのは農政の悪いクセです。
でもね、理由はどうであれ、決めた値を変更するにはそれ相応な理由(裏付けデータ)がなければなりません。これは絶対。それなのに、「農家が困っている」といった感情論にすりかえて変更を要請するなんてどうかしてます。感情で左右されてしまうような数値を誰が信じられるっていうのでしょう。

それと ハウス栽培=安全 という考え方。
露地栽培の野菜に比べてハウス栽培の放射性物質の量は少ないのは事実のようです。
しかしハウスだって換気をして空気の入れ替えをします。締め切っているわけじゃありません。
風に乗って放射性物質がハウスの中の野菜に付くのも当然のことです。
風向き次第でハウスの中に飛んでくる放射性物質の量も増えるだろうし。
今この瞬間も放射性物質は飛散し、少しずつでも地面に蓄積しています。
野菜の表面に付着した放射性物質ではなく、野菜の根から吸収された放射性物質がどれくらいあるのか。
ハウスものだって露地ものだって差がなくなっちゃうかもしれません。←これが一番怖い!!!
そうなったら「ハウスものは安全」とは言い切れません。
感情論で切る抜けていい問題じゃないです。
“ハウスもの”なんてポップに書いて野菜を売るなんてナンセンスです。

世界中で初めての大惨事。
発電所の事態が収拾した後も人体や海や大気や土壌への影響をずーっと追っていき、その時々の状態を見た上で「あの時の判断が正しかった or 正しくなかった」と判断を下すしかないところまで来てしまったみたいです。

残念だけどそういうことです。
もうね、悲観するしかないですよ。(笑)
何を信じていいのかわからなくなっちゃいましたよ。(笑)

こういう時はね、わからないことをわからないって伝えることが大事なんだと思うんです。
わからないことをわからないと国民に伝えるのは情けないことじゃないと思います。

「わからないけど、わからないなりに、いろいろと考えて、こういう結論を出しました。
 みなさん、この結論を守ってください。
 もし、間違えていたり、もっとよい結論がみつかったらきちんと説明します。」

国にはこれぐらいバカ正直になってもらいたい。
一国の問題じゃないところまできちゃいました。
国が真摯な対応をしなければ、国民は国を信じることが出来ません。

2011年4月3日日曜日

真摯な姿勢が見えるかどうか その1

帰ってきた次男坊です。

東日本大震災(地震の発生)が3月11日14時46分。
で、福島第一原発 1号機が爆発したのが3月12日の15時36分。
もう3週間も経つんですね。
前にも書きましたが地震や津波による被災地は必ず復興します。
日本人は強いです!! だから、だいじょうぶ。ぜったい、だいじょうぶ。
天災になんか負けない。

問題は12日以降に始まった人災です。
もちろん、発電所の現地で命がけで作業している作業員の人達がいるおかげで最悪の状態にならずに済んでいます。それはとてもありがたいこと。なのに、現場の作業員を手厚くサポートして正しい作業指示をしなくちゃいけない指揮系統がダメダメ。総理大臣を始め各省庁、原子力安全・保安院も原子力安全委員会もみ〜んな他人事&後手後手の空振り対策ばかり。これでは現場の作業員が可哀想すぎます。普通の現場じゃないからこそ、しっかりした指揮系統が必要なのに。
こうした出来事の山積から募る不信感と不安感。
普通に生活しろと言われても、普通じゃない出来事が進行中なんだから仕方ないってもんです。

未曾有の非常事態です。
情報が錯綜して当然、指揮系統がめちゃくちゃになるのも当然のことだと思います。
津波のあの映像をぽかーんとしちゃって何も手に付かないのも当然です。
原発がボカーンと爆発したんだから、当然思考停止しますよ。
だからってずーっとフリーズしてちゃダメなわけだし、リブートして次に向かって動かないとなりません。

明日につづく

2011年3月30日水曜日

今日も明日も。

帰ってきた次男坊です。

農家は野菜を作るしか出来ません。


そして、野菜が悪いわけじゃありません。

2011年3月27日日曜日

放射線についての疑問

帰ってきた次男坊です。

福島原子力発電所の事故に伴う放射線の人体影響に関する質問窓口 (Q&A)というサイトをご存知でしょうか? 京都大学原子炉実験所放射線生命科学研究部門 渡邉正己教授が代表となり、日本放射線影響学会会員の有志(全国の大学等の研究者の有志)グループによって運営されています。

情報が錯綜する中で、何が正しいのか... あー、違うな。
何が正しそうなのか、何が間違っていそうなのか。
これさえもよくわからないという表現の方がしっくりしますね。
うん、そうなんですよね。「正しい答え」はまだ求めていないのかもしれない。
曖昧模糊とした状況を少しでも打破したいという状態なのかもしれません。

で、次男坊も農業従事者として気になることがあったのでいくつか質問をしてみました。
先ほどその回答がありましたので紹介したいと思います。
ご参考までに。

Q 今現在、放射性物質は野菜の表面に付着しているという状態なのか?
A はい。放射性物質は野菜の表面に付着しています。

Q 福島原発の放射線が出続ける限り、少なからず土壌汚染が進行するのか?
A 放射性物質が飛来すれば土壌汚染は進行します。
  我々もそのことは当初から懸念しております。

Q その場合、野菜の成長とともに放射性物質は野菜に吸収されるのか?
A ケースバイケースです。野菜が吸収する化合物であれば吸収されます。
  どのような化合物であるかによって異なります。

Q 野菜に吸収されるとした時、表面に付着している放射性物質よりも濃縮された形になっているの
か?
A ケースバイケースです。
  どのような物質であるかにより濃縮されるかどうかは異なると考えられるが、一般的には濃縮さ
  れると考えたほうが無難であると思います。

Q 半減期が長いセシウムによる土壌汚染を微生物や植物によって浄化することは可能か?
A セシウムを土壌から除く方法はおそらく無いと思います。私は存じません。

Q 汚染された土壌をトラクターで耕耘したり、苗を植えたりと農業従事者は土ぼこりにまみれるこ
とが避けられないが、一般の生活をしているよりも土壌に吸着された放射性物質を取り込みやす
いといったことはあるか?
A 土ぼこりなどにより、放射性物質を取り込みやすいということはありうると思います。




ご回答下さった茨城大学理学部のTさん、ありがとうございました。<(_ _)>

うん、次男坊の考え方が大きくズレてはいないようだということがわかっただけでも十分な収穫です。
事故の長期化で放射性物質が拡散し続ける以上、土壌汚染は避けられないし、農作物にも影響が出る可能性があること....やはり事故を解決しないと良いことはなさそうです。
汚染土壌の浄化が出来なさそうだというのはキビシイ現実ですね。
植物がダメでも微生物ならなんとかなると思ったのにー...
と、思う次男坊を察して(笑)か、Tさんから「Q&AサイトのQ29に過去に核実験が行われていた頃のセシウム濃度などについて説明しております」とのコメントがあったので読んでみました。確かに、世界中の多くの土壌は昔から相当な放射線を受けてましたよね。「確かに」と思えなくもないんだけど....
なぁんかしっくりしない。 ちょっと考えて、また質問してみようかと思っています。


2011年3月25日金曜日

備忘録

帰ってきた次男坊です。

2日前から突然の風邪で倒れています。
家で安静にするものの余震は続いてるし、原発事故は一向に好転しないのもグッタリ。
体調が比較的よさげな時間を見計らってブログを書いています。

ちょっと個人的な備忘録を。

福島第一原子力発電所事故に伴う県内農産物への影響について(第2報) 3/20 茨城県公式サイト
野菜の放射能測定めぐり「事実誤認」 福島県が訂正へ 3/21 朝日新聞 webサイト
ダストサンプリング、環境試料及び土壌モニタリングの測定結果(平成23年3月24日 文部科学省
「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」に基づく検査における留意事項について
全国放射線量マップ
食品に残留する農薬、飼料添加物又は動物用医薬品の成分である物質. の試験法について(一部改正)食安発第1129002号

外に漏れちゃった放射性物質をいかに回収するか。
生物学的半減期 生物濃縮 微生物

2011年3月24日木曜日

ちょっとマクロに考えてみませんか?

帰ってきた次男坊です。


津波の被害を受けた農地は東北3県(岩手・福島・宮城)だけで20,000haにも及ぶことがわかってきました。大量の海水が田畑を覆ったのだから塩害も深刻です。
水はまだ引いておらず、復旧までには相当な時間もかかりそうです。塩があったら作物は育ちませんから、山を削ってしまうくらいの大量の客土が必要になるのかもしれません。
でも、日本は地震大国。
これまでだって大きな地震や津波を何度も体験し、そのたびに乗り越えてきました。
次男坊は今度も絶対に大丈夫だと確信しています。

問題は原発事故による放射能汚染。
人間も動物も野菜も水も少なからず汚染されていくんですよね。
マスコミは一様に「微量だから大丈夫」「ただちに問題はない」を連呼しますが、問題はそこじゃないと思うんです。今、この時間にも福島第一原発からは放射能が漏れているということが大問題なんです。
日本ではなぜか報道されない放射性物質の拡散シュミレーション。
フランスの放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の結果がこちら。日本地図世界地図
世界を巻き込む大事故の真っ最中です。

当事者でない私達が、原発の事故復旧に協力することはないけれど、今何が起きているのか(どんなことが起きるのか)を目をそらさずにきちんと見続けることが大事だと思います。

2011年3月21日月曜日

安心・安全がウリだったのに...

帰ってきた次男坊です。

未曾有の大地震と大津波で壊滅的な被害を受けた東北地方...
被災地がいまだ寸断されている中では自分が出来ることも限られています。
ただ出来る事を粛々とやるだけだと思っていた矢先に福島第一原発の事故!!!

事態は日に日に悪化し、ついに福島・茨城・栃木・群馬・千葉の野菜や牛乳から放射性ヨウ素と放射性セシウムが検出されるという食物の汚染という恐れていた事態に発展してしまいました。

次男坊が野菜を持っていく直売所でも安全性を考慮してホウレンソウとカキナは出荷停止。
報道された直後から様々な風評が広がり始めています。

検出されている数値や安全性の説明などに疑問がないわけではありません。
ちょっとズルイ感じがするんですよね。数字のマジックというか、文章のマジックというか...。
何とな〜く気になっている点について後日書いてみたいと思います。

2011年3月19日土曜日

不必要な行動が自分を苦しめるような気がします

帰ってきた次男坊です。

巨大地震と原発事故の影響で被災地がとんでもないことになっています。
福島第1原発からおよそ140km離れた鹿沼市でさえも、スーパーからは多くの食品が姿を消し、ガソリンスタンドにも長蛇の列が出来ています。

農家の必需品である軽トラックが動かなくなると、野菜を直売所や市場に運ぶことが出来ません。
市場に野菜が届かなくなったら、スーパーから野菜が姿を消します。
消費者がパニックを起こして、流通が寸断されてしまうがための食料不足を招いてはなりません。
自分の首を絞めることだけはやめなければならないと思うんです。

2011年3月17日木曜日

デキルコトヲスル。

帰ってきた次男坊です。

いつもと同じように畑に行って、野良仕事をしました。
まだまだ寒いこの時期、収穫できる野菜にも限りがあります。
次男坊のところでいうと小カブと少しの葉ものがある程度です。
野菜の収穫が終わったら、命のバトンを。
茎ブロッコリーの定植です。第一陣、およそ300本。
ハウスの中ですが、朝晩の冷え込みは厳しいものがあるので不織布を浮きがけ被覆しておきました。

茎ブロッコリーを定植しました

東北地方太平洋沖地震は(特に東北)各地に多大な被害を与えました。
キレイに整備された畑が津波に飲み込まれていく映像はあまりにもショッキングでした。
余震は今でも続き、また震源も次々に変化しています。
震度6強の地震がいつどこで発生してもおかしくないという状況であるにも関わらず、あまりにも余震が多すぎて地震に鈍感になってきているかもしれません。
原発の問題も一刻も早い解決を祈らざるを得ません。

被災地のみなさんの心労は計り知れません。
次男坊には何が出来るのかと考えてみました。
たぶん、野菜を作って誰かのおなかを満たすことしか出来ないみたいです。
だから明日も畑で野菜を収穫して、種を蒔こうと思います。

2011年3月11日金曜日

大地震発生!!!

帰ってきた次男坊です。

東北地方太平洋沖地震... とんでもないことが起こりました。
凄すぎてなんだか言葉になりません。

人間ってのは自然のチカラの前にこんなにも無力なんですね。

みなさん、ご無事ですか? どこも痛くしていませんか?

2011年3月10日木曜日

挑戦!スティックセニョール 600本。

帰ってきた次男坊です。

この季節の天気はとても不安定。暑い・寒いを繰り返しながら春本番を迎えます。
今朝も日差しが良い感じだったので、トラクターに乗って露地畑を耕し始めたらビュービューと風が吹いてきて寒いこと!! チョット寒いなぁ...明日にしておけばヨカッタかなぁ...と思うものの、耕耘を途中でやめちゃうわけにも行かずヤッケのフードを被る... ニット帽+マスク+ヤッケフード。
かなりアヤシイ感じになってるのに、目の周りがめちゃ寒い!!
目出し帽被ってデストロイヤーにでもならなきゃダメなのか〜。(笑)

午後は種まき。
来週中にスティックセニョールの第1陣が定植になるので、第2陣を準備です。
定植場所は準備完了しています。


ざっと600本の茎ブロッコリーが定植できる感じなんですけど、大丈夫でしょうか。
収穫調整は間に合うのでしょうか? その分、果菜類を調整するつもりなので大丈夫だと思っているのですが...。

2011年2月27日日曜日

オレンジ色のハクサイ、まもなく終了

帰ってきた次男坊です。

いわゆる“普通の白菜”というのは、外葉は緑色だけど芯に近づくと黄色い色をしています。
本来は黄色い芯は美味しそうに見えることから定番品種になっており、黄芯白菜とか黄芯種とか言われています。で、さらに美味しく見えるようにと芯の色を濃くしたのがこのオレンジ白菜です。


調理するとハッキリ・クッキリとした鮮やかなオレンジ色でとてもビックリします。
遅まきで寒い中での成育でしたので成長もゆっくりしていますが、直売所にあと1,2回持っていったらお終いになるかと思います。

2011年2月26日土曜日

ハーブの準備を始めました

帰ってきた次男坊です。

ちょっとした料理の飾り付けや香りのアクセントに欠かせないハーブ。
少しずつではありますが、種を撒きはじめました。

また、畑の隅で越冬中のレモンバームの枯れ枝を刈りこみました。
地際付近からは新芽が芽吹いてきているようです。
畑の隅のハーブ畑(ハーブ庭)が恐ろしいくらいに草だらけになってしまっているので、一度トラクターで耕耘しようかと思いながら畑のあちこちを眺めてみると、カモミールらしき葉が...。
あ、こんなところにも。

こんなことだと人海戦術で草むしりをしなければならなくなっちゃうんだよなぁ。

2011年2月25日金曜日

春一番

帰ってきた次男坊です。

天気が良かったので畑の荒起こしをしました。
いつのまにか集まってくるカラスたち、エサにはありつけた?
トラクターに乗りながら、やけに風が強いなぁを思っていたら、どうも春一番だったそうです。
畑のそばで見かける梅の木も今日の陽気で一気に花を開いたような感じがします。
もうすぐ春? いや、これから何度か恐ろしいほどの寒い日が来ますから〜。


発芽したスティックセニョール(茎ブロッコリー)、とりあえず250本。
収穫の予定は5〜6月。ちょうど丸オクラの準備も本格的になってくる時期でもあります。
本数を増やし過ぎるとこれらの作業がキツくなる可能性もあるので、あまり増やせないかもしれません。

2011年2月24日木曜日

ダイコン、明日の出荷で終了です

帰ってきた次男坊です。

超遅まき&ハウス栽培のダイコンもついに終了。
このみずみずしさは収穫したてだからこそ。
冬囲いのダイコンじゃこうはいきませんから〜。

これくらいのことはツイッターでつぶやいたほうがいいですね。^^;

2011年2月21日月曜日

春はまだ先?

帰ってきた次男坊です。
ハウスの一角で栽培しているチーマ・ディ・ラーパ。


次々と芽吹く脇芽をいただく西洋菜花です。
外葉が大きくなってきたのはいいけれど、側枝の伸びる様子は全くない様子。
春はもう少し先なのかもしれませんネ...。

2011年2月20日日曜日

今年はカリフラワー3種

帰ってきた次男坊です。

2月も後半、春の準備が忙しくなってきました。
収穫が終わった棟から順に、野菜くずや雑草などを片付け、たっぷりと潅水...
季節の変わり目はこの作業の繰り返しです。これと並行してタネ蒔きと育苗をしなくちゃ。
昨日の夕方に大関種苗さんでカリフラワーのタネなどを買ってきました。

カリフラワーの栽培も定番です。

いわゆる普通の白いカリフラワーは毎年のように美星をチョイス。食感と味はカリフラワーの中ではピカイチだと思います。というか、カリフラワーらしからぬ食感が良いのかもしれません。
ユーロスターは最近流行りのロマネスコ種。
自然が作る幾何学模様の造形美を堪能する野菜。
パープルフラワーは調理してもそのままの色を保つのでちょっとしたアクセントにどうぞ。


昨年は同時収穫を狙って種まきをずらしてみましたが、あまりうまくいきませんでした。
だから今年は無理しません。(^_^)

2011年2月16日水曜日

キャベツの定植場所を作る

帰ってきた次男坊です。

種まきしてから今日で38日目(と34日目)。育苗中のキャベツも大きくなりました。

そろそろ定植の準備をはじめないとなりません。
定植場所の棟は数日前にしっかりと潅水したのでちょうど良い感じの湿り気に。
肥料を散布し、耕耘・マルチングをして定植に備えます。
今回は石灰窒素を使用してみることにしました。

次男坊が借りている連棟ハウス1棟に定植できるキャベツは最大で500本。
このハウス栽培ではとりあえず1棟だけ作ります。
もう少し暖かくなったらはじまる露地栽培では時期をずらしながらいろんな品種を作ってみようかと思います。

2011年2月13日日曜日

スティックセニョールの種まき開始

帰ってきた次男坊です。

今年最初のスティックセニョール(茎ブロッコリー)の準備を始めました。


とりあず小袋2袋+αのタネを播いておきました。
128穴プラグトレー3枚分、どこに植えるかはハウスの空き具合を見ながら考えることにします。

2011年2月10日木曜日

超遅まきだった春ダイコン

帰ってきた次男坊です。

遅まきが功を奏した感のあるダイコン。
ハウス栽培だからこの寒さもなんとかしのいでいるといった感じですが、あと数回直売所に持っていったら終わりになります。



いつも小カブを洗っている次男坊にとって、ダイコンはとっても洗い易くていいなぁという思いがあります。また、(これは小カブでも感じることだけど)ささっと泥が落ちて真っ白な肌が出てきた時がたまらなくカワイイ。野菜って美しいよなぁ... 自然て凄いよなぁ... と遠い目に。

今年のダイコンはなんだか形の悪い子(いわゆる奇形)が多いように感じます。
播種してからの寒暖の差が影響しているのか、深耕が足りなかったのか。
先日、ダイコン専作の農家の方からイネ科の緑肥の後に根菜作ると奇形が発生しやすいという話を聞きました。ソルゴーなんかは分解が遅いのがその理由だとか。
確かに繊維が長期間残っている感じがするもんなー。
人間が思う以上に、ちょっとした異物でもイヤだなぁって感じちゃって避けるように根を曲げちゃうってことなのかなぁ。

2011年2月8日火曜日

初午=しもつかれ 今年もOK牧場!!

帰ってきた次男坊です。

栃木の郷土料理といえばしもつかれ。
初午のお祝いにお赤飯と一緒に召し上がれ。



11日には日光でしもつかれ作りのコンテストも開催されます。
7軒食べ歩けば病気知らずと言われるしもつかれ。
風邪が長引いちゃってることもあるし、今年は食べに行ったほうがいいかなぁ...。

2011年2月6日日曜日

ホウレンソウの需要と供給量

帰ってきた次男坊です。

先日、空っぽになったホウレンソウの棟を片付け、たっぷりと潅水をしました。
このあと何を作ろうか.... と悩んだりしています。さすがにホウレンソウではないと思うのですが、「ひょっとして?!」と勘違いしそうなほどにこの冬はホウレンソウが人気です。
ハクサイやダイコンなどの冬野菜の出来がいまいち(あまり大きくならなかった)だったことも影響しているのかもしれません。次男坊のハウスも残り1棟分はホウレンソウがありますが、この調子で収穫していると思ったよりも早く終わってしまいそうです。

冬野菜の代表選手でどの農家でも必ず作るホウレンソウ。
だからこそ直売所での需要と供給のバランスをとるのがとてもムツカシイ野菜のひとつなんです。
例えば、一昨年の冬は供給量が需要を圧倒的に上回ってしまい、持ってけドロボー価格でも余ってしまうほどに悲惨な結果でした。その反動もあり、昨年は供給量が少し落ち着いて、需要と供給のバランスが程よい感じだったように思います。
で、この冬。
比較的早い時期に播種した人は、前倒し気味に収穫になったか、暑さでダメにしてしまったかのどちらか。
せっかく蒔いた種がダメになった人はこの冬のホウレンソウを諦めた可能性もあります。
今、収穫しているのは年明けの厳しすぎる寒さのえい収穫の時期がどんどん遅れている人。
次男坊は後者。どんどん寒くなってから種を蒔いてた組です。(笑)
本来ならば一番供給量が多い時期でしょうが、厳しい残暑と年末年始の異常なまでの寒さの影響が微妙に働いて、結果として良い時期にホウレンソウを出荷することが出来ている といったところでしょうか。

2011年1月30日日曜日

異常天候に注意

帰ってきた次男坊です。

大寒波 今だ猛威を振るい、次男坊の風邪もいまだ治らず。(T_T)
今日も寒い一日でした。
でも、気象庁の異常天候早期警戒情報によると、2月2日からの1週間はググッと気温が高くなる可能性が高いようです。
これが本当だとすると、畑の管理に神経を使うことになりそうです。
日中の最高気温が高くなったとしても、朝晩の寒さはそう変わりはないでしょうから、一日のうちの温度差がとても大きくなることが予想されます。

人間にとっても作物にとっても体長を壊しやすい時期がもうしばらくは続きそう。
暖かいからといって薄着になると風邪ひいちゃうパターンです。
十分に気をつけねば。。。

2011年1月27日木曜日

「俺がやらねば誰がやる!!」と意気込んでみても...

帰ってきた次男坊です。

現在、風邪をこじらせています。(T_T)
先週の初めにちょっと熱っぽいなぁという日が続いたので、病院で抗生物質もらい、「あー直ってきたなぁ」と思った次の日に寒い中でぼーっとしていなくちゃいけない(という仕事の)日があって、(どんな仕事だ?)ヤバいなぁと思っていたら、案の定。
今度は咽と鼻に風邪がやってきました。
昨日は仕事を奥さんに任せて1週間ぶりに病院に行って先生に「なにやってんの!」とか言われ、なくなくアホな事情(寒い中でぼーっとしてなくちゃいけない仕事だったんですよぉぉ)を説明して、点滴してもらってゆっくり休んでいました。

で、本日。
熱はすっかり下がり、咽の痛みも消えてきましたが、鼻ぼこは壊れたまんま。
タリオンが切れると鼻が詰まってしまうといった状態です。
今の時期、病院もだいぶ混んでいます。
2,3時間待ちも当たり前という状態なので、病院の待合室で具合が悪くなっちゃいそう。
インフルエンザも流行っているので念のため調べてもらいましたが、こちらは陰性でした。
天気予報によると寒くて乾燥した日がしばらく続きそうです。

冬の時期、野菜の生長はゆっくりですが確実に大きくなってきます。
野良仕事は待ってくれません。休んでいる暇はありません。

と、これはタテマエ。(笑)
正確には休んでられるんです。
日々の仕事は奥さんに任せられるわけだし。
もちろん次男坊じゃなくちゃ出来ない仕事ってのもあるけれど、本当にそれは「今やらなくてはいけないことなのか?」と自問すれば、その多くは「後でも出来るんじゃない?」ってことだったりするわけです。なのに体調が悪い時とか、他に仕事が詰まっちゃってて忙しい時とか、そういった時に限って思い出しちゃうから「休んでる暇がない」って感じちゃうんだと思うのです。
“無理してやって、イマイチな出来になって、後でやり直すぐらいなら、あとでしっかりやればいい”って分かってるんだけどなぜか家族の反対を押し切って今やっちゃう。で、あとで直してる。(笑)

これ、農家のお父ちゃんの共通点だったりしません?

2011年1月25日火曜日

1.5時間で2kgのダイエットに成功!?

帰ってきた次男坊です。

今日は廃ビニル類の回収日。
年に(たぶん)2回、JAが窓口になって回収してくれます。
野菜を育てるパイプハウスの被覆材・トンネルの被覆材・地面に張るマルチ材.... 周りを見渡せばどれもこれもみ〜んな石油製品。“農”業界においてもこれらは産業廃棄物として適切に処理するのが責務となっています。

ゴミ下ろしてくださーい。

JA施設の駐車場が回収場所になっているので廃材を軽トラに載せて運びます。
軽トラを台秤に載せて総重量を測定 >> 廃材を下ろす >> 軽トラの重量測定という順番で廃材の重量をチェックし、重量に応じた処理費用がJAの通帳から引き落とされるという仕組みです。
次男坊が10時前に行くと数台のトラックが重量測定待ちで並んでいました。
受付開始から1時間も経っていないのに84番目。みんなどれだけ早くから並んでるんだ?

軽トラに積んだ廃材を下ろすのもあっという間。
トラックのあおりを開けて、空のパレットを載せたフォークリフトでグーッと押し出しちゃう。
で、駐車場に下ろしたゴミは大型重機でつまんで超大型のトラックに乗せ代えて処理場に直行となります。

や、痩せたのか???
今回、次男坊は2回にわけて廃材を運んだのですが、計量票をみてプチビックリ。
風袋(空車)重量が2回目では2kg軽くなっていました。

おおっ!! わずか1時間半で次男坊が2kgのダイエットに成功したよ!!!

ってそんなわけない。軽トラの燃料が減っただけというという素晴らしきオチでした。(笑)