福島原子力発電所の事故に伴う放射線の人体影響に関する質問窓口 (Q&A)というサイトをご存知でしょうか? 京都大学原子炉実験所放射線生命科学研究部門 渡邉正己教授が代表となり、日本放射線影響学会会員の有志(全国の大学等の研究者の有志)グループによって運営されています。
情報が錯綜する中で、何が正しいのか... あー、違うな。
何が正しそうなのか、何が間違っていそうなのか。
これさえもよくわからないという表現の方がしっくりしますね。
うん、そうなんですよね。「正しい答え」はまだ求めていないのかもしれない。
曖昧模糊とした状況を少しでも打破したいという状態なのかもしれません。
で、次男坊も農業従事者として気になることがあったのでいくつか質問をしてみました。
先ほどその回答がありましたので紹介したいと思います。
ご参考までに。
Q 今現在、放射性物質は野菜の表面に付着しているという状態なのか?
A はい。放射性物質は野菜の表面に付着しています。
Q 福島原発の放射線が出続ける限り、少なからず土壌汚染が進行するのか?
A 放射性物質が飛来すれば土壌汚染は進行します。
我々もそのことは当初から懸念しております。
Q その場合、野菜の成長とともに放射性物質は野菜に吸収されるのか?
A ケースバイケースです。野菜が吸収する化合物であれば吸収されます。
どのような化合物であるかによって異なります。
Q 野菜に吸収されるとした時、表面に付着している放射性物質よりも濃縮された形になっているの
か?
A ケースバイケースです。
どのような物質であるかにより濃縮されるかどうかは異なると考えられるが、一般的には濃縮さ
れると考えたほうが無難であると思います。
Q 半減期が長いセシウムによる土壌汚染を微生物や植物によって浄化することは可能か?
A セシウムを土壌から除く方法はおそらく無いと思います。私は存じません。
Q 汚染された土壌をトラクターで耕耘したり、苗を植えたりと農業従事者は土ぼこりにまみれるこ
とが避けられないが、一般の生活をしているよりも土壌に吸着された放射性物質を取り込みやす
いといったことはあるか?
A 土ぼこりなどにより、放射性物質を取り込みやすいということはありうると思います。
ご回答下さった茨城大学理学部のTさん、ありがとうございました。<(_ _)>
うん、次男坊の考え方が大きくズレてはいないようだということがわかっただけでも十分な収穫です。
事故の長期化で放射性物質が拡散し続ける以上、土壌汚染は避けられないし、農作物にも影響が出る可能性があること....やはり事故を解決しないと良いことはなさそうです。
汚染土壌の浄化が出来なさそうだというのはキビシイ現実ですね。
植物がダメでも微生物ならなんとかなると思ったのにー...
と、思う次男坊を察して(笑)か、Tさんから「Q&AサイトのQ29に過去に核実験が行われていた頃のセシウム濃度などについて説明しております」とのコメントがあったので読んでみました。確かに、世界中の多くの土壌は昔から相当な放射線を受けてましたよね。「確かに」と思えなくもないんだけど....
なぁんかしっくりしない。 ちょっと考えて、また質問してみようかと思っています。
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