2011年4月26日火曜日

芽吹いてきたっ!!

帰ってきた次男坊です。

露地畑に直播きしたエダマメが芽吹いてきました。


カラス避けのネットがあるから安心です。(たぶん)
1穴に1粒播き、2粒播きと粒数を変えてみました。
今後の成育にどんな違いが出るか...を追っていこうと思います。

2011年4月21日木曜日

マルチャー使えばこんなに早く仕事が出来るんだ...と改めて思った日

帰ってきた次男坊です。

普段は人タイプのマルチャーを使うか、マルチャーを使わずに管理機で畝立てしてマルチを張ったりしているのですが、ティラー牽引タイプのマルチャーを実家からタイミング良く借りることが出来たので肥料撒いたり耕耘したり、マルチングしたりと大忙しの一日でした。

ちょっとばかりスイートコーンを。

とりあえずキャベツをね。

スイートコーンは栽培予定になかったのですが、縁あってタネをわけていただいたもので。
ひねダネにしちゃうともったいないしね。
キャベツはちょっと遅出しを狙って栽培してみることにしました。

古いマルチャーなので、色々と親父流のカスタマイズがされています。
農業機械って、直し直し使い続けるものだから、多かれ少なかれそういった傾向にあるんでしょうけど。
どんなに古いものでも捨てられずに納屋がとんでもないことになっちゃうのは仕方ないのかもしれませんね。(笑)

2011年4月13日水曜日

サトイモの植え付け

帰ってきた次男坊です。

種芋の入手をうかうかしていた為、ちょっと慌てて準備をした初サトイモ栽培。
サトイモ栽培経験者の叔母と野良仕事スペシャリストの両親に助っ人を頼んでサトイモ畑が完成しました。




慣れないというか、初めての作業だらけだったので力の配分が分からないし、身体のあちこちが筋肉痛になってきて時間と共に思うように動けなくなる次男坊をよそ目にテキパキと動き続ける年配者たち。
昔の人って何であんなに元気が良いんだろう? ホントーに凄い。(笑)

2011年4月12日火曜日

明日は総力戦!!!

帰ってきた次男坊です。

北関東大震災から1ヶ月が経ちましたが、今だに日本は揺れ揺れに揺れています。
本当にだれか何とかしてください。お願いします!!! <(_ _)> <(_ _)> <(_ _)>。

さて。
ちょっとバタバタした日程ではありますが、明日は里芋の植え付け&マルチングという大仕事。
親族一同集まって一気に済ませちゃいたい。
と、思っております。

2011年4月9日土曜日

よぉーし、畑の準備をするぞぉ!!!

帰ってきた次男坊です。

福島第1原発事故に伴う放射性物質の県内水田土壌への影響調査の結果が昨日(3月8日)発表になりました。


放射性物質の県内水田土壌への影響を把握するため、県内14エリアについて調査を実施し、本日結果が出ました。また、原子力災害対策本部から、土壌中放射性セシウム濃度の上限値が示されました。県内の水田土壌中の放射性セシウム濃度は、全ての調査地点で上限値の5000Bq/kgを下回りました。このため、計画どおり水稲を作付けしても差し支えないことが確認されました。 なお、収穫時には、玄米の分析調査を実施し、安全性を確認していきます。

この5000Bq/kgという基準値がどうやって決められたかというと、過去のデータを元に水田土壌から玄米への放射性セシウムの移行指標を算出し、その指標を前提にして玄米中の放射性セシウム濃度が食品衛生法上の暫定規制値(500Bq/kg)以下となる土壌中放射性セシウムの濃度の上限値を決めたということだそうです。

気になるのは、(原発問題が起こる前の)通常時の値がどうだったのかというところ。500Bq/kg以下という基準値の元になったデータを持っている独立行政法人 農業環境技術研究所 のサイトを見てみました。初めて見るサイトですが、昔から放射性物質の土壌分析をしているですね。興味深い報告資料や論文がたくさんありそう。じっくり時間をかけて見ていきたいと思います。

通常時の値を知るきっかけになるかどうかわかりませんが、こんな記述があります。


土の中には、自然放射性物質以外に、人間が作り出した放射性物質も見つかります。過去に行われた大気中核実験で作り出され、世界中に広がった放射性セシウム (Cs-137) や放射性ストロンチウム (Sr-90) が、今でも全世界の表層土壌にあります。 濃度がもっとも高かった1960年代には、日本国内でも、土壌1キログラム当たり放射性セシウムが140ベクレル、放射性ストロンチウムが40ベクレル程度の場所があり、そこでとれた米や麦も私たちは食べていました。

上記の記述は、常陽新聞の一般読者向けの研究紹介記事「ふしぎを追ってー研究室の扉を開くー」に平成20年12月に掲載された記事の抜粋です。

ちなみに 2006年のデータだと12.4Bq/kg (水田作土のCs-137濃度)... なるほど。
で、それが今回の事故(初期対応の遅さからすると事件か?)でこう変化したわけですね。
ここで疑問。
下野新聞には最高値は那須塩原市の3130Bq/kg(中間値1826Bq/kg)となっているのに栃木県の公式サイトには中間値の値しか書いてない。どういうこと?
調べても分からない疑問は電話で聞いてみることにしました。

県では1枚の畑の5ヶ所からサンプリングをしたそうです。
5ヶ所それぞれの測定値には相当なばらつきがある。
これが下野新聞が載せた最高値と中間値の意味だそうです。

同じ畑でも場所によって1.7倍の差が生じる理由は、セシウムが畑の表面に多く集まっているために地理的要因で風が吹けば埃が舞って土が溜まりやすい場所もあるし、風で飛ばされちゃう場所もある。
ということだそうです。表面に藁があってもかまわずにそのまま採取しているとも言ってたので、そのへんも数値がばらつく要因であると思います。理由を聞けば「ふんふん、なるほど」ということでしたが、どっちかにキチッと決めたほうがよりベターなんだと思うんですよ。
だって、次男坊が電話しないで疑問に思ったままで「ひょっとして誰かがウソついてるんじゃないの?」とか言い出しちゃうとね、止まらなくなっちゃうわけですから。風評ってそういうことですから。
真摯にならなくちゃってのはそういうことですから。あとで個別に説明すれば済んでた事柄と全員に説明しなくちゃいけないことの割合が普段とは違ってきてるのかもしれないナ。

と、まぁ... 基準値や測定結果がどうであれ、田んぼも畑も準備しなくちゃならない季節なわけで。
次男坊の場合は畑だけですが、今年は里芋の準備を大急ぎでしなくちゃならなかったりするわけで。

2011年4月4日月曜日

真摯な姿勢が見えるかどうか その2

帰ってきた次男坊です。

昨日の続きです。

安心・安全が唯一の宣伝文句だった日本の野菜無くなってしまいました。
原発の爆発という直接的な影響で放射性物質が広範囲に拡散しました。
拡散した放射性物質は空気を汚し、作物に降り注いでたくさんの野菜を汚染しました。
そこで国は放射性物質の有無を検査することにしました。
暫定規制値を超えた野菜を出荷停止あるいは摂取制限としました。
当然、野菜を全部調べるわけにもいかないし、かといって数種類を調べただけで全ての野菜の安全性を担保することも出来ません。だから、事故現場に近い福島県全体に対して様子がわかるまで全ての農作業の延期を依頼しました。また、JAを始めとする各県の農政はいくつもの野菜の分析を依頼して地域の野菜の安全性を猛アピールしています。そのなかでも露地もの・ハウスもので数値が大きく変わることに着目し、ハウス栽培は安全だという論理を展開。(鹿沼の直売所においても「ハウスもの」と書いたポップが並ぶようになりました。)同時に暫定規制値が厳しすぎて農家が悲鳴をあげていると農政が訴え始めました。驚いたことに、国も基準が変えられないか検討するとか。(結局規制値は変わりませんでしたが)


もうね、ツッコミどころ満載で憂慮せずにはいられませ〜ん。

例えばね、残留農薬の分析で「野菜を水洗いしてから分析したので残留農薬はちょっとしか出ませんでしたよ、安心ですね。」って言われて消費者が納得するのかなぁ。野菜は食べる前に水洗いするのが普通だから、水洗いしてから放射性物質の量を測定することにしましたよーってのが国の見解です。

それと暫定規制値という「値」について。
そもそも原子力発電所から放射性物質が漏れ出すことはあり得ないというのが大前提で稼働しています。なので、放射能がこれくらいなら漏れてもOKだという基準を作れるはずはないんだと思うのです。
作業員の生死に関わる短時間の高濃度被曝ならともかく、今僕たちが受けているのは長期間の低濃度被曝ですからねぇ。各国・各団体によって考え方(裏付け)も違うし、基準値も違うのはそうした理由ではないかな。だから、今回国が定めた暫定規制値が正しい・間違っているってツッコミは正しくないと思います。

しかし、現実に規制値は必要なわけです。
だからそれなりの理由をつけて「暫定」の規制値を作ったわけですよね。
これに対して農政が「暫定規制値が厳しすぎる」とイチャモンつけてます。
とかく目先の行動をとろうとするのは農政の悪いクセです。
でもね、理由はどうであれ、決めた値を変更するにはそれ相応な理由(裏付けデータ)がなければなりません。これは絶対。それなのに、「農家が困っている」といった感情論にすりかえて変更を要請するなんてどうかしてます。感情で左右されてしまうような数値を誰が信じられるっていうのでしょう。

それと ハウス栽培=安全 という考え方。
露地栽培の野菜に比べてハウス栽培の放射性物質の量は少ないのは事実のようです。
しかしハウスだって換気をして空気の入れ替えをします。締め切っているわけじゃありません。
風に乗って放射性物質がハウスの中の野菜に付くのも当然のことです。
風向き次第でハウスの中に飛んでくる放射性物質の量も増えるだろうし。
今この瞬間も放射性物質は飛散し、少しずつでも地面に蓄積しています。
野菜の表面に付着した放射性物質ではなく、野菜の根から吸収された放射性物質がどれくらいあるのか。
ハウスものだって露地ものだって差がなくなっちゃうかもしれません。←これが一番怖い!!!
そうなったら「ハウスものは安全」とは言い切れません。
感情論で切る抜けていい問題じゃないです。
“ハウスもの”なんてポップに書いて野菜を売るなんてナンセンスです。

世界中で初めての大惨事。
発電所の事態が収拾した後も人体や海や大気や土壌への影響をずーっと追っていき、その時々の状態を見た上で「あの時の判断が正しかった or 正しくなかった」と判断を下すしかないところまで来てしまったみたいです。

残念だけどそういうことです。
もうね、悲観するしかないですよ。(笑)
何を信じていいのかわからなくなっちゃいましたよ。(笑)

こういう時はね、わからないことをわからないって伝えることが大事なんだと思うんです。
わからないことをわからないと国民に伝えるのは情けないことじゃないと思います。

「わからないけど、わからないなりに、いろいろと考えて、こういう結論を出しました。
 みなさん、この結論を守ってください。
 もし、間違えていたり、もっとよい結論がみつかったらきちんと説明します。」

国にはこれぐらいバカ正直になってもらいたい。
一国の問題じゃないところまできちゃいました。
国が真摯な対応をしなければ、国民は国を信じることが出来ません。

2011年4月3日日曜日

真摯な姿勢が見えるかどうか その1

帰ってきた次男坊です。

東日本大震災(地震の発生)が3月11日14時46分。
で、福島第一原発 1号機が爆発したのが3月12日の15時36分。
もう3週間も経つんですね。
前にも書きましたが地震や津波による被災地は必ず復興します。
日本人は強いです!! だから、だいじょうぶ。ぜったい、だいじょうぶ。
天災になんか負けない。

問題は12日以降に始まった人災です。
もちろん、発電所の現地で命がけで作業している作業員の人達がいるおかげで最悪の状態にならずに済んでいます。それはとてもありがたいこと。なのに、現場の作業員を手厚くサポートして正しい作業指示をしなくちゃいけない指揮系統がダメダメ。総理大臣を始め各省庁、原子力安全・保安院も原子力安全委員会もみ〜んな他人事&後手後手の空振り対策ばかり。これでは現場の作業員が可哀想すぎます。普通の現場じゃないからこそ、しっかりした指揮系統が必要なのに。
こうした出来事の山積から募る不信感と不安感。
普通に生活しろと言われても、普通じゃない出来事が進行中なんだから仕方ないってもんです。

未曾有の非常事態です。
情報が錯綜して当然、指揮系統がめちゃくちゃになるのも当然のことだと思います。
津波のあの映像をぽかーんとしちゃって何も手に付かないのも当然です。
原発がボカーンと爆発したんだから、当然思考停止しますよ。
だからってずーっとフリーズしてちゃダメなわけだし、リブートして次に向かって動かないとなりません。

明日につづく